本日午後1時18分卯月が虹の橋のたもとに行きました。12歳と2日の生涯でした。
可愛がってくださった方々、そして、たくさんのお励ましのメッセージや御見舞いを送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
昨晩は止血が出来てほっとしていたのですが、夜8時頃になってから起きだして、その後どうしても寝ませんでした。横になると呼吸が苦しいし、うつ伏せでは術後の傷口が圧迫されて痛かったのでしょう。うろうろ歩いては立ち止まり、また歩きだします。それを繰り返していると呼吸が苦しくなります。そこで酸素吸入をすると楽になり、また少し歩きます。何とか寝かせようとしても駄目でした。
もう見ていて堪らず、午前5時に緊急時のために教えて頂いていた獣医さんの携帯に電話しました。
我が家の犬達がお世話になっている動物病院へは片道40キロあります。抱かれることも辛そうなので、とても動物病院まで連れて行けません。
獣医さんは朝は予約の犬がいるとのことで、お昼休みを利用して来てくださることになりました。
12時間以上も立ちっぱなしで一睡もしていないのに、食欲はあってたくさん食べてくれました。
8時ころになってはっと思いつき、柔らかい布を筒型にして卯月の腋の下に入れて、お腹が床に触れないようにうつ伏せにして寝かせると、落ち着いてくれました。そこでアニマルヒーリングの音楽を聴かせると、やっと眠ってくれました。
どうしてこの方法を早く思いつかなかったのだろうか?と悔やまれましたが、とにかくこれで午後の往診まで待てそうです。
ほっとして昼食にしました。すると卯月が起きだしてきて、欲しそうにしています。これまで卯月は人の食事中にねだったことなどありません。少し眠れて甘えたくなったのかもしれません。ゆで卵の黄身を少しあげると喜んで食べました。それで満足したのかゆっくりとベッドの方に行きますので、寝かせてやると、また眠り始めました。
そこへ獣医さんが到着して、応急処置をした部分の縫合をしようとすると、私には静かに任せてくれたのに、必死で抵抗しようとします。心臓発作が起きると危険なので、酸素を吸入しながらしばらく落ち着くのを待ちました。
もう一度トライして何とか縫合が終わり、抗生剤の注射を済ませたところで、突然発作が起きました。
みるみる舌の色が変わっていきます。慌てて獣医さんが肺のマッサージ、私が酸素吸入、そして人工呼吸を繰り返しましたが、呼吸は元に戻らず、心停止してしまいました。
午後1時18分でした。
カメラを近づけると、今にも目を開きそうです。
メイママさんから卯月の見舞いにきて下さるとの電話をいただいた時には、卯月が既に虹の橋のたもとに行った後でした。
メイママさんが美しい花を手向けて下さった時、卯月の身体は未だ温かでした。
苦しませてしまってごめんな卯月。治してあげることが出来なかった父さんと母さんをどうか許してな。ず~っとず~っと愛していたよ。またJUNやチニタに甘えているかな?奈々とも会えたかな?
父さんも母さんももう泣かないよ。