今日卯月は9歳になりました。
9年前の4月15日の夕方、いつもとは違った道を今は亡きG.Rの淳一郎と散歩をしていました。
裏道でしたので淳一郎をオフリードにして歩いていたのですが、突然淳一郎が草むらの方へ行って私を呼びます。何度も私をそこへ連れて行こうとするので行って見ると、ショートケーキが2個入る大きさのケーキの箱が蓋をされた状態で落ちていました。
食べ残しのケーキが捨てられていて、淳一郎はそれを欲しいと言っているのだと思い「ダメ!ジュン」と言って蓋を開けて見ると、何と産まれたての体長10cmにも満たない仔犬が4匹入っていました。
かすかに猫のような鳴き声で力なく鳴いています。生きてる!思わず淳一郎と顔を見合わせました。淳一郎は私の顔を見ては又箱を覗きこみます。きっと助けてやってと言っているのでしょう。
あまりにも小さすぎですので助かるだろうか?と思いながら片手に淳一郎のリードを持ち、片手の平にその箱を載せて連れ帰りました。
先ず急いで仔犬たちの身体を暖めると、声がだんだん大きくなってどうやら助かりそうです。
その日は小雪が舞う寒い日でしたから、あと一時間淳一郎の発見が遅れていたら助からなかったと思います。
注射器の針を取って、3時間おきの授乳を続けてどうにか皆元気に育ちました。
↓写真は20日後です。
右端が卯月で、左から2番目が3月25日の記事
「再会」のハルちゃんです。
その他の子達も優しいご家族に里親になっていただきました。卯月は育ちが悪く虚弱でしたので我が家に残りました。
4月15日にレスキューしましたが、たぶん前日の生まれと推定し、今日4月14日を誕生日としました。
「はい卯月の誕生日プレゼント!煮干9匹!」
「大したもんではありませんね まぁ好きではありますけど・・・」
庭にはカタクリの花が咲き出しました。