目が覚めると広い草原で寝ていた。
風が心地よく、白や黄色やピンクの小さな野の花が咲き乱れ、小鳥のさえずりが聞こえ、澄み切った清流も見える。
いったいここはどこ?

確か昨夜いつもの時間にえっちゃんや風子と一緒に眠ったはずなんだけど、自分だけが何でここにいるんだろ?
しかもこんなに明るくて、まるで春のような景色・・・
しばらくすると小さな犬が走って来た。卯月だ!
もしかすると、ここは・・・
眠った後、何かが起こって虹の橋のたもとに来たのかもしれない。
それはまずい、五郎たちを先に看取らなければならないのに、先に来てしまった。
いやいやこれは夢だろう。
でも夢にしては、花の香りもするし、水音や小鳥のさえずりも聞こえる。
手のひらで草を撫でると、確かに柔らかい草の感触もある。
傍に来た卯月が嬉しそうに飛びついてきた。奈々もやってきた。
久しぶりだなぁ~会いたかったよ。
卯月「さっき会ったばかりじゃない」
奈々「そうよちょっと前よ」
いつの間にかJUNもいる。
JUN「ボクは昨日別れたばかりだよ」
えっもう10年も前だろ。
JUN「地上の10年は、ここの1日らしいんだよ」
フレップ「ボクがここに来たのは一昨日だったな」
卯月のモコモコの毛と小さな耳。奈々のツルツルの毛の手触りや千切れんばかりに振る尻尾。
フワフワの大きなJUN。みんな元気そうだなぁ~
気が付くと、フレップやメイ、チニタ、アンティス、エリー、ラック、チビ、ハル・・・
他にウサギたちもいて車座になった。
虹の橋ってどこなんだ?
JUN「あっちだよ。ここは最高だけど、あの橋を渡るともっと素晴らしいところらしいんだ。一緒に行くの楽しみだよ」
ちょっと待てよ、言葉がしゃべれるのか?
卯月「ここではテレパシーで通じるのよ。だから人間とか犬とか猫とか関係なくて誰とでも話せるわ」
奈々「便利よ。前は思ってることを伝えるの大変だったのよ。いろんな尻尾の振り方をしたりしてさ」
JUN「そろそろ帰った方がいいよ。五郎たちが待ってるんだろ」
卯月「すぐまた会えるわよ、どうせ2~3日のことだから待ってるわ」
奈々「五郎にも待ってるって言って」
ここで目が覚めた。
愛犬が死ぬと、「虹の橋を渡った」と言われる方がよくいらっしゃいますが、原文によると愛する人と虹の橋のたもとで再開して一緒に渡るのだそうです。
それにしても長くてリアルな夢だった。
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