昨年の10月のことです。
ベランダを歩く猫を見かけたのですが、私の姿を見るや否や大慌てで逃げてしまいました。
かなり警戒心が強い猫です。数日後またやって来ましたが、今度は逃げる前にシャーと威嚇して、まるで山猫にようです。かなり痩せていたので、チーズを2メートル程先に投げてやると警戒しながらも食べました。
また数日後、少しずつ距離を縮めて、シャーシャー威嚇しながらですが、やっと1メートルまで近づくことが出来ました。そしてまた数日後、ガラス越しならこの距離まで近づいていられました。
さらに数日後、直接手から直接食べるようになりました。それでも両手を差し出すと捕まると思うのか逃げてしまいます。
10月下旬ともなると冷え込む日もあります。発泡スチロールの箱にタオルを敷いてやるとそこに入って寝るようになりました。
フリースの方が暖かいだろうと、いない間にタオルの上に敷いてやると、ちょっと様子が変わっただけで入らなくなって、慣れるのにまた数日かかりました。
段ボール箱をかぶせて風を遮ってやろうとしたのですが、これに慣れるのにもまた一週間ほどかかりました。これらの写真はガラス越しに撮ったもので、近づこうとするとその気配だけで逃げてしまうので、捕獲することは出来ませんでした。
その後、気が付くと隣の家の軒下に子猫がいるようでした。どうやらこの猫が母猫のようです。近づいて行くと3匹いた子猫はすでに走り回れるほどになっていて、まだ小さいのに私に向かってシャーシャー威嚇します。さらに近づこうとすると、蜘蛛の仔を散らすように逃げてしまいました。警戒心の強い野良猫の仔は、小さな仔猫でも母猫から学んでいるのでしょう。なんとか保護して避妊手術をしなければと思って、何度も猫の保護を経験されている杏ははさんに相談して、捕獲ケージをお借りしました。まさかこのことを察知したわけではないでしょうけど、その後仔猫共々ぱったりと姿を見せなくなってしまいました。あの仔猫たちが生きていれば6か月齢くらいになっているはずです。
数日前、突然母猫だけ現れました、警戒心の強さは相変らずで、昨年やっと片手だけなら触れるようにまでなったのに、もう昨年のことは忘れてしまったのか、また最初からやり直しでした。そして今日、杏ははさんからお借りしていた捕獲ケージを試したところ成功!
それにしても-10℃以下になる真冬に、どこで寝ていたのだろうか?明日八ヶ岳動物病院で避妊手術の予約しました。
ちょっと狭いけど今夜は暖かい部屋で眠れな。やれやれ。
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