昨日も書きましたが、いつも2匹一緒に来るこの仔猫たちをどう捕獲するか悩んでいました。5月になって気が付いたのですが、茶トラの猫のお腹が少し膨らんでいるように見えます。まさか・・もしかして・・・
と思っているうちに5月12日の早朝、クレートの中で茶トラが5匹の赤ちゃんを出産していました。未だ生後8か月なのに・・
これは困ったことになった。授乳中では捕獲して避妊手術を受けさせるわけにはいかない。様子を見るしかないか。
いつも抱き合って寝ていた白い兄妹猫は、クレートに入れなくなってしまいました。もしかするとこの仲良し兄妹猫が父親かもしれません。
翌日の夕方のことです。クレートの中に母猫がいなくて、赤ちゃんたちは動いていませんでした。赤ちゃんが熟睡している間に出かけたのかと思って触れてみると、既に冷たくなっていました。帰って来た幼い母猫をよく見ると乳房が全く膨らんでいません。どうやら赤ちゃんはみんな餓死してしまったようでした。若すぎる猫の初産はうまく育てられないことがあるそうなので、もしかするとこの母猫は未だ未成熟だったのでしょう。近づくと今まで以上に母猫が凄まじい勢いで威嚇するので、私たちは異変に全く気付けませんでした。
いつもの八ヶ岳動物病院に相談すると、出産から1か月は避妊手術は出来ないとのことで、6月中旬まで待つことになりました。毎日やって来るわけでもなく、神出鬼没の猫たちを動物病院の都合の良い日に捕獲が出来るだろうか?捕獲されるところをみられないように1匹ずつ別々に捕獲することが出来るだろうか?またはどうやって2匹を一緒に?などと思いながら1ヶ月が経ち、取りあえず動物病院の手術可能な日を2週間先まで伺って置きました。
待ちに待った絶好のチャンスがやってきました。6月20日早朝、珍しいことに白い牡猫が単独でやって来たました。しかも動物病院の手術可能日です。早速クリちゃんの時と同じようにスモークサーモンを仕掛けて、捕獲器を置いてガラス越しに見ていると、あっさり捕獲成功!捕獲器の中で大暴れ。
去勢手術を済ませて庭にリリースしました。
次は問題の先月仔猫を産んだ茶トラの方です。3日ほど来なかったのですが、6月22日早朝単独でやって来ました。しかも動物病院の都合の良い日です。同じ方法で捕獲成功!
何とか脱出しようと大暴れで叫び続けていました。
朝一番で八ヶ岳動物病院へ。
手術は無事終わったのですが、何ともう既に妊娠していて5匹の胎児がいたそうです。胎児は3㎝ほどになっていて受胎後1か月以上だそうです。先月12日に出産したのですから、その直後にまた妊娠したってこと?信じられない繁殖力です。またどこかで捕獲されて同じ手術を受けないように、地域猫の証の耳の先端をカットして貰いました。
これでもう安心。不幸な仔猫は生まれません。庭の同じ場所でリリース。
酷い目に遭ったから、もう来なくなるかもしれないと思っていたのですが、昨日また揃ってやってきました。名前をチャコとシロべとしました。めでたしめでたしかな???
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