一昨日からダイニングホールは録音スタジオになっています。
長年お馴染みのゲストで、チェンバロ奏者の第一人者である渡邊順生さんが、昔からここの音の響きを気に入って何度もサロンコンサートをして下さっていました。今回はCDの録音をするために4日間貸し切りで、レコード会社の方たちと朝から夜まで調律や演奏、録音が繰り返されています。
ほんの僅かなノイズも許されないので、野鳥の囀りや葉ずれの音、遠くでの草刈り機のエンジン音等も館内に入らないように、窓は締め切らねばなりません。壁、床、天井は寒冷地仕様で窓ガラスは二重になっているので、これで遮音は大丈夫。
私にはほとんど聞こえませんが、温水を循環させるラインポンプの音も拾ってしまうそうで、日中はボイラーもオフ。
エアコン要らずにするためには、早朝3時間程冷気を取り入れて、その後は冷気を逃がさないないように締め切ります。熱を発する照明も最小限。幸いなことに曇り空が続いていて、汗をかくこともなく順調。
録音が始まる前にお知らせ頂いて、その後はダイニングホールへの出入りは禁止。ひっそりと暮らしています。
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