先日友人の自然写真家西村豊氏から、新しく出版された本を頂きました。
小学生向きの本ですが、山梨の農家に密着して撮られた写真は美しく、ナショナルジオグラフィックにも掲載されました。
この本のあとがきに
柿がある風景はとても美しく、失いたくないものです。あなたも、ぜひ実際にみてください。そして、干し柿を作ってください。きっと昔からの良き日本の味があじわえると思います。
今の日本では、環境の悪化や暮らしの変化などによって、大切なものを失いかけています。
今こそ、何が大切なもので、何が美しいものなのかを、皆で考えることが必要なときです。
とあります。
今ではスーパーマーケットに行くだけで、世界中のくだものが手に入る時代ですから、たわわに実った柿の木に登って柿をもいで食べる子供は少ないのではないでしょうか?なんと日本の伝統の味でもある干し柿を知らない子供さえいるのです。
この本では、柿の木に白い花が咲くところから、干し柿の作られる過程を写真と文で解りやすく伝えています。ぜひ干し柿作りに挑戦してみては如何でしょうか。
この本の写真の柿は百匁柿と言ってとても大きな実で、その大きな柿の実が農家の軒下一面に吊るされている風景は壮観です。