作家の早瀬圭一氏から最新の著書が贈られて来ました。感謝
早瀬氏にはバーネットヒル創業の頃からお世話になっています。
プロフィールをご紹介すると、
毎日新聞編集委員。現在客員編集委員。龍谷大学教授を経て、東洋英和女学院大学教授。82年『長い命のために』(新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。主な著書に『過ぎし愛のとき』(文藝春秋)『鮨を極める』(講談社)『転職』(新潮社)など著書多数。
帯には、
百年を越える老舗と、最先端のブランドショップが切磋琢磨する銀座で、「この道一筋」に生きる人々が教えてくれる、夢と希望と再生の物語。
とあります。30年40年と「この道一筋」に生きる人たち23人の物語です。ページを開くと始めが「泡に賭ける生ビールの達人」ライオン銀座七丁目店の海老原清氏の話でした。
ライオン銀座七丁目店は、生意気にも私が20代の頃によく飲みに行ったビヤホールで、1934年に建てられた石造りの内装は、壁面と柱に2種類の色タイルを使い、カウンター回りはドイツから輸入した大理石を使っていて、ミュンヘンのビヤホールを想わせる。そんな雰囲気が好きでよく通ったものでした。
生ビールは管理から注ぎ方ひとつで、だれもが美味しいと言えるビールになるのです。海老原清氏はこれの達人なのです。
読み進めると、シャンソン歌手の工藤勉氏が昔からここの常連で、海老原氏の生ビールを飲んでから、当時近くにあった銀パリに歌いに行っていたのだそうです。
当時私もライオンで飲んでから銀パリというのが何時ものコースで、しかも工藤勉さんのファンでした。工藤さんがライオンの常連であったことも、2003年に77歳で亡くなられていたことも、この本で知りました。
上京したらライオン銀座七丁目店を訪れ、工藤勉氏が飲んでいたというカウンターで、ぜひ海老原氏の生ビールを飲んでみたいものです。
さて午後はいつものボール遊びです。
テラスの上から庭へ向けてボールを投げ、五郎がレトリーブして来る、マリヤちゃんがそれを追う、奈々は時々ボールを捕って五郎を追いかけさせる、私達はマリヤママとお茶しながらこれを繰り返すだけなのでラクチンです。これも五郎が飽きもせず、何度投げても確実にボールを捜して持って帰ってくれるおかげです。
よくぞ覚えてくれた!ウッシッシ