アメリカ、カナダで、大規模なペットフードリコールが発表されました。
ABCニュースが、カナダでカビに汚染された小麦グルテンを原料として生産されたドッグフードが、受託生産している多くのメーカーに供給され、それが原因で腎不全を発症し、既にアメリカで10頭が死亡して多くの犬猫が重症になり、6000万缶以上を回収したと報じていました。
このペットフードメーカーのリストは
こちら
メーカーの中には日本でも有名なメーカーが含まれているのですが、まだ日本でこのメーカーのフードが回収されているとは報じられていません。これが原料となったフードが輸入されていないのでしょうか?
以前から、ドッグフードの原料や添加物の危険性が論じられていて、最近では無添加や、オーガニックのフードも選べるようになりました。
大型犬の栄養をバランスよく手作りするのは大変だとは思いますが、全て安全な食材を使った手作り食に勝るものはありません。
昔ドッグフードなどない時代は、人間の余り物に味噌汁をかけたごはんを与えたりしていました。きっと塩分の取りすぎや、犬には危険な食材、例えば玉ねぎなども含まれていたのではないかと思います。
50年近く前に初めて大型犬(コリー)を飼った時に、大型犬はそれでは栄養不足になるのでとアドバイスを受けた胃腸の弱いコリー犬のメニューは、牛肉の赤身を生で千切り、食パンの耳は消化に悪いので柔らかいところだけ、それに生卵の黄身だけ(白身は消化に悪い)それに牛乳をかけて、エビオスと第2燐酸カルシウム粉を少々でした。
私の子供の頃は卵がまだ貴重品でしたので、鶏を飼って、私が食べるのは白身ばかり、おやつはパンの耳を揚げて砂糖をふりかけた物でした。犬の残り物を食べて育った(笑)
その後ドッグフードが出回るようになって、手軽で栄養バランスが考えられていて、なんて便利になったんだろうと当時は思いましたが、その後ペットフードの材料として使われる肉が病死した動物の肉であったり、着色料や保存料、酸化防止剤など恐ろしいペットフードの生産の裏側を知ることになりました。
我が家では、オーガニックや無添加で、人間が食べるレベルの食材を使ったフードに手作りの物を加えた、半手作り、半ドッグフードです。
そうした安全なドッグフードとはいえ、同じ製法で作られた同じメーカーの物を続けることは避け、時々メーカーを変えることにしています。
全て手作りに切り替えられれば良いのですが・・・
毎日完全手作り食を実践されている
クールのPhoto日記さんや
カンタとハンナさんには頭が下がります。