午前中に奈々が退院してきました。
朝電話で様子を伺うと、食欲もあって、よく眠って、トイレに出て、ステンレスのケージに自分から入って、とても楽な患者だったそうです。
早速迎えに行くと、奥の入院室から尻尾を振りながらよろよろと出てきました。
お腹の中の画像を見ながら、更に詳しい説明を受けました。
それは大きなボール大の腫瘍の他に、葡萄の巨砲種の房のようなものが内臓にびっしり付着しているものでした。肝臓はほとんど、脾臓にも、更に胃にも、たぶんそれ以外の臓器にもあるらしいとのことでした。サプリメントを否定する獣医師ではないのですが、ここまでくるとサプリメントの効果を期待できる状況にはないようです。電話で様子は聞いていたのですが、これ程とは！
それにしてもこれだけ肝臓のダメージを受けながら、未だ黄疸が出ていないのが驚きだそうです。
抗生剤と利尿剤を頂いて帰ることにしました。
それは悪かったね
頻繁に喉が渇くので、我が家に着くと早速散水栓に駆け寄ります。
家に入る時は何か持って帰りたがるのも変っていません。入院中に安心できるようにと持たせた家族全員の匂いのついたバスタオルを頼みました。
部屋に入ると卯月と五郎の出迎えです。
奈々は以前から寒がりで、身体が熱くなるほどストーブの傍にいたくらいですから、光線治療器はきっと喜ぶのではと照射すると案の定お気に入りのようです。
毎日朝晩照射することにしました。奈々の恐るべき体力と奇跡を信じて、何でもやってみようと思います。
いつものボール遊びの時間になると、驚くことに目を輝かせてボールを持って外に行くではありませんか。お腹の中を見ているだけに信じられません。犬の体力と気力にはただただ驚かされます。この調子でジャンプをされると危険なので、近くでそっとボールを投げ渡しました。
これは本当に今日の写真です。
たくさんの激励やアドバイスのコメントやメールを下さり感謝しています。とても励まされます。本当にありがとうございます。
これからは奈々の生命力に期待して、奈々の欲しがるものを食べさせ、したがることをさせてやりたいと思います。そういう時間を奈々が作ってくれたことに感謝です。
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